眼瞼下垂

このような症状はありませんか?

眼瞼下垂は上眼瞼挙筋を中心とした筋肉が弱まって、瞼があけにくくなっている状態で、以下のような症状が現れます。当てはまる項目が多い場合は眼瞼下垂が疑われるので、当院までお早めにご相談ください。

眼瞼下垂の例

セルフチェック

  1. 顔をまっすぐ正面に向けて両手の人差し指を眉の付け根の少し上の眉骨を押さえください。
  2. そのまま目を閉じてください。
  3. そのまま目を開けてください。

その時に目が開かなかったり、力んだ方は眼瞼下垂の可能性があります。すぐに当院までご相談ください。

検査・診断

眼瞼下垂の主な原因は加齢によるもので、成人の場合は重篤な病気の可能性も考えられます。眼科を受診することをお勧めします。
眼瞼下垂の検査では視力検査・眼圧検査・眼底検査を行い、この結果をもとに診断していきます。

視力検査


視力検査イメージ裸眼の視力と、眼鏡やコンタクトを装着している方は装着時の矯正視力を測定します。

眼圧検査

眼圧とは目の圧力のことで、眼球内の栄養を運んだり老廃物を排出する房水によって一定に保たれています。眼圧検査では目の圧力を測り、目の異常を検出します。

眼底検査

眼底検査とは瞳孔を通して網膜の状態を確認する検査です。
網膜は目の最深部に位置し、視神経や血管など四角に重要な部分が集まっている大切な部分になります。

日帰り手術


手術当院では眼瞼下垂の日帰り手術を行っており、患者様のご希望に合わせて健康保険内で受けられるものから、こだわりたい部分がある場合は自費診療で対応できるプランまで用意しております。

挙筋短縮術

眼瞼下垂は外科手術がメインになり、いくつかの選択肢があります。その中でも最もよく用いられるものとして、挙筋短縮術という方法があります。
これは上瞼を切開し、内側の挙筋腱膜を取り出して一部切除することで以前のようなハリを取り戻すものです。患者様が二重瞼の場合はそのラインに合わせて施術します。
加齢性の眼瞼下垂の場合は瞼が大きくたるんでいるので、この施術をした後は大きく顔の印象が変わることが期待できます。術後は二重をデザインして縫合するので、手術痕は二重に隠れて目立たなくなります。

術後の経過

瞼は眼球や周囲の部位を動かす筋肉や毛細血管なども集中して複雑な構造になっており、手術中の出血も多い部位です。
そのため瞼を手術すると約1週間程度腫れた状態が続きますが、しっかり縫合することで翌日から洗顔やメイクが可能です。ただし、抜糸までは1週間程度かかるので、その間の外出時はサングラスなどで患部を保護することをお勧めします。
個人差はありますが腫れが1ヶ月程度で引いていき、2~3ヶ月後には元の状態に戻ります。
片目に強い眼瞼下垂がある場合はもう片方の目で補おうと筋肉が固くなることがあります。その際に眼瞼下垂の症状が強い方の治療を行うと、反対側の筋肉の緊張がゆるみ、こちら側で今度は眼瞼下垂が起こったような状態になることがあり、これをヘリング現象と呼び、術後しばらくは左右のバランスがとりにくい状態が続きます。
このように眼瞼下垂の手術は効果が現れるまでに時間を要するので、その期間は経過観察の為にも数回の通院が必要になります。また、なかなかバランスが取れない場合は修正手術を検討することもあります。

眉下切除術

瞼の皮膚は分厚く、加齢とともに垂れ下がっていく方や二重が埋もれて一重になる方などがいらっしゃいます。そういった状態を改善するには眉毛下切除術(上眼瞼リフト)と呼ばれる施術が有効で、術前のお顔の印象を失わずにピンポイントで施術が可能です。
この施術は眉毛下のラインに沿って切開し、たるんだ部分を切開していきます。たるんで余っている脂肪を取り除くことで、瞼が持ち上がり、すっきりした印象になります。自然にみせるためにも目尻側の眉を少し切除することもあり、その際はアートメイクをされている方は入れなおす必要があります。
瞼の皮膚は目に近づくほど薄くなっており、瞼が元から分厚い方は挙筋短縮法を行うと薄い部分まで切り取ってしまい、瞼が垂れ下がって腫れぼったい印象になってしまいがちです。
しかし、眉下切除法であれば、薄い目に近い部分を残すことができ、施術もシンプルでダメージを与えない分ダウンタイムも短く、傷口もあまり目立たないといったメリットがあります。
デメリットとしては、目が開けにくいほど極端な下垂がある方には選択いただけません。

術後の経過

手術翌日から洗顔が可能で、1週間程度で抜糸までできますが、むくみや内出血が治まるには2週間程度かかり、完全に綺麗な状態に戻るには2~3か月程度を要します。
挙筋短縮術と同じく、左右アンバランスになるリスクがあり、はっきりと目で見て分かるような差が出ている場合は修整手術を検討することもあります。

ミュラー筋タッキング法

ミュラー筋(瞼を持ち上げる筋肉)を糸で上げていく手術です。糸を用いるため、切開することはありません。そのため、短いダウンタイムで済むことができます。手術を受けてから、3日〜1週間ほどで瞼の腫れはおさまっていきます。ただし、まれに瞼の痙攣や左右差が生じることがあります。

術後の経過について

手術を受けてから、3日〜1週間ほどで、腫れはおさまっていきます。ただし、内出血等を起こすと、腫れが落ち着くのに時間がかかります。また、朝と夜にむくみを生じたり、目やに等の症状が現れるケースもあります。さらに、手術中に、血管がダメージを受けると、瞼付近が紫色になります。1〜2週間ほどで瞼付近の色合いは、元に戻っていきます。また、白目が内出血すると、一部が赤くなってしまいます。通常、1〜2週間ほどで赤みが落ち着きます。

手術の流れ

Step1問診・カウンセリング

眼瞼下垂は瞼が重い、目が開きにくいといった自覚症状以外にも、周囲からいつも眠そうだと言われることで気づくことがあり、自身で気づくようなことがあれば当院までお気軽にご相談ください。患者様の状態に合わせて最適な治療法をご提案いたします。

Step2予約

医師からの手術内容やそれに伴うリスクなどを説明するので、ご納得いただければ手術の日程を決めていきます。

Step3事前診察

合併症が出ていないかなどを確認するために、手術前に一度ご来院頂き、血液検査などを行います。

Step4手術当日


手術当日は余裕をもってご来院頂き、化粧はせずに脱衣がしやすい前開きの服を着るようにしてください。お食事は当日召し上がって頂いても大丈夫ですが、2時間前までには済ませるようにしてください。また、血液を綺麗にする薬以外は手術当日も服用して頂いてかまいません。心配な方は医師に事前に相談するようにしてください。
手術は原則日帰りで行っており、ご帰宅の際はご自身の運転は控え、家族の方に送迎してもらったり、公共交通機関やタクシーでご来院ください。

Step5手術

局所麻酔を行いますが、痛みを最小限に抑えられるように細い針で注射します。麻酔が効いたことを確認してから手術を開始し、片目で30分、両目で60分ほどで完了します。
術後は患部を10~15分程度アイシングしながらリカバリールームで休憩して頂き、医師が状態を見て異常がなければご帰宅頂けます。

Step5術後

手術翌日は再度ご来院頂き、状態を確認致します。ご帰宅後に何か異常があった際はお気軽にご相談ください。

法定記載事項

  • 未承認医薬品等:自費診療の場合は、日本の医薬品医療機器等法上の承認を受けていない医薬品・医療機器が含まれます。
  • 入手経路等:医師が個人で輸入しています。
  • 同一成分・同一性能の国内承認医薬品の有無:他に本治療で使用可能な同一の性能を有する国内承認医療機器、医薬品はありません。
  • 諸外国における安全性等に係る情報:リスクとして腫れ、内出血、感染、左右差、閉瞼不全、乾燥性角膜炎、乾燥性角膜潰瘍、傷跡、眼瞼下垂の再発などが現れる可能性があります。
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