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強度近視でも諦めなくて大丈夫⁉多焦点眼内レンズ EVOLVE（エボルブ）とは？特徴・費用・後悔しない選び方

event_note2025.11.04
local_offer眼科

 

白内障手術で選択できる眼内レンズには、多焦点やEDOF（焦点深度拡張型）などさまざまなタイプがあります。
その中でも近年注目されているのが、イタリア・Soleko社製の「EVOLVE（エボルブ）」です。


「強度近視でも対応できるレンズを探している」「乱視も同時に矯正したい」という方に選ばれることが多く、
幅広い度数対応と、自然な遠～中距離の見え方が大きな特徴です。


この記事では、EVOLVEの特徴・適応範囲・費用・他レンズとの比較、そして後悔しない選び方について詳しく解説します。


目次




1. EVOLVEとは？


EVOLVE（エボルブ）は、イタリアのSoleko社が開発した最新の屈折型EDOF（焦点深度拡張）多焦点眼内レンズです。
EDOFレンズの特徴として、回折型レンズよりコントラスト成績がよく、遠く～中間までの見え方に定評があります。

強度近視の方にも対応できる−5.00D〜＋30.00Dという広い度数レンジと、乱視補正が0.25D刻みで可能という高精度な設計が特徴です。


「多焦点レンズをどうしても入れたいが、眼軸が長く採用できるレンズがない...。」
というケースにも対応できる貴重なレンズです。






💡 ポイント：
EVOLVEは、光のエネルギーロスを最小限に抑えながら焦点深度を拡張。
遠方〜中間距離を自然にカバーし、強度近視や乱視のある方にも対応できる柔軟性が魅力です。



2. 特徴と光学設計（屈折型EDOF）



EVOLVEは、屈折構造によって焦点深度を広げるタイプのEDOFレンズです。

従来の回折型のように光を複数の焦点に分けないため、ハロー・グレアが非常に少なく、夜間の見え方が自然です。
さらに、光のエネルギー効率が高く明るい視界が得られるため、暗い場所でも見やすいという利点があります。


3. 対応度数と乱視矯正範囲



EVOLVEは、−5.00D〜＋30.00Dまでの非常に広い範囲に対応しており、強度近視や遠視の方でも対応可能です。


また、トーリックモデルでは乱視矯正が0.25D刻みでオーダー可能なため、より精密な視力補正が実現します。
これにより、従来の多焦点レンズでは適応外とされていた方にも選択肢が広がっています。


4. メリット

  • 強度近視（−5Dまで）にも対応可能
  • 乱視矯正が0.25Dステップでオーダー可能
  • 屈折型構造でハロー・グレアが少ない
  • 遠方〜中間距離を自然にカバー
  • 光エネルギー効率が高く、暗所でも見やすい


5. デメリット・注意点

  • 読書など40cm以下の近距離では眼鏡が必要な場合あり
  • 多焦点特有の慣れ期間が必要
  • 自由診療のため追加費用がかかる


6. 他レンズとの比較

・TECNIS Odyssey： 遠〜中距離に強く夜間運転も快適。
・AcrySof IQ Vivity： 自然な見え方で人気だが、度数範囲がやや限定的。
・EVOLVE： 強度近視・乱視にも対応し、幅広い度数設計と屈折型による明るい視界が特徴。


👉 Vivityについては こちらの記事もご覧ください。


7. 適応条件とおすすめの患者像

  • 強度近視・乱視がある方
  • 夜間運転を行う方
  • 自然な見え方を重視する方
  • 中距離作業（PCや会議）が多い方


8. 費用


EVOLVEは自由診療のレンズで、保険は適応外です。
選定療養適応のレンズであれば、白内障手術の基本費用は保険適用で、レンズ差額分のみを追加でご負担いただきます。
費用の負担が大きいレンズのため、適応かと合わせて費用の検討も重要になります。


当院費用：
・片眼：,590,000円（税込）
・トーリックタイプ：660,000円（税込）

乱視や近視の度数により適応を検査で詳しくご案内いたします。


9. 後悔しないためのチェックポイント

  • 強度近視・乱視をしっかり補正したいか？
  • 夜間の見え方の自然さを重視するか？
  • 近距離作業に眼鏡を併用しても良いか？
  • 光学設計の違いを理解しているか？


10. 当院での検査とカウンセリング


1. 視力・角膜形状・眼底の精密検査
2. 生活スタイルや希望のヒアリング
3. EVOLVEを含む複数レンズの比較説明
4. 乱視・近視の度数に合わせたトーリック適応をご案内


11. よくある質問（Q&A）


Q1. EVOLVEは多焦点レンズですか？
A. 正確には屈折型のEDOFレンズで、遠方〜中間距離を自然に見えるよう設計されています。

Q2. 強度近視でも使えますか？
A. 従来の多焦点眼内レンズより度数のレンジが広く、強度近視の方も適応可能です。

Q3. 乱視がある場合は？
A. トーリックタイプがあり、0.25D刻みで細かくオーダーできます。

Q4. 夜間運転はしやすいですか？
A. 焦点深度拡張型構造のため、ハロー・グレアが少なく自然な見え方です。



12. まとめ



EVOLVE（エボルブ）は、強度近視・乱視にも対応できる屈折型EDOF眼内レンズです。

遠〜中距離の自然な見え方と、夜間でも明るいコントラストを両立します。

強度近視や乱視で多焦点レンズを諦めていた方にも、新たな選択肢となるレンズです。

当院では片眼590,000円（税込）〜でご案内可能です。
生活スタイルに合わせた最適なレンズ選びを、経験豊富な医師がサポートいたします。

👉 ご予約はこちら

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